どうもSansanです。
大学病院で5年間補綴科で臨床を行い、現在一般開業医で働いてる歯医者です。
大学病院勤務の時から形成後テンポラリークラウンをつくっていました。
いまではテンポラリークラウンをつくらないと不安でたまりません。
テンポラリークラウンで確認すること4選
維持力
外れないかの確認ですね。
ここで外れるようでは本番のクラウンも外れますね。
また、バイトの調和の確認にもなりますね。
見た目
前歯は特に気にしますね。
これに関しては技工士さんに作ってもらってもいいかもしれない
ですね。
まぁつくり慣れていれば問題ないですかね。
自浄性/清掃性
食べかすが歯肉縁に残らないよう、また磨きやすいようにクラウンを設計することが大切。
オーバーカントゥアだと食べ物がたまるし、磨きづらい。
アンダーだと歯肉に食べかすが直に当たりよくない、長い目で見ると歯肉退縮の原因に。
サベイラインより上の形態は歯肉の流れと違和感ないよう作るといい感じのカントゥアに。
サブジンジバルカントゥアは縁下形成の時は意識したい、シリコンならばちぎれないので頑
張りたいところ。
寒天ではここまで取るのは難しい・・・。
サブジンジバルを設定したい場合は必ずジンパックをしないとできないです。
私が「歯肉をタービンで掻把して、テックに歯肉を合わせろ」と教わりましたね。
壊れない
脱離の次に嫌なのが破折すること。
材料により形成量が変わるのでとても大切です。
また、サベイドクラウンにするならばレストやショルダー・グルーブ形態の付与などで形成量が少なくなっていないか必ず確認したいところ。
まとめ
テンポラリークラウンを作る目的4つ
- 維持力
- 見た目
- 自浄性/清掃性
- 壊れない
これら4つをバランスよく形にすれば機能的・審美的にいい形になるかと思います。
自分の治療計画にそってテンポラリークラウンをつくるのが大切ですね。
よく先生にルーティンで治療するなと言われたのを思い出します。
以上になります。
また細々と書いていきたいと思います。
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