どうもSansanです。
大学病院で5年間補綴科で臨床を行い、現在一般開業医で働いてる歯医者です。
みなさん「補綴」といわれてどんなイメージがありますかね?
歯医者さんってお医者さんのように内科・耳鼻科・眼科みたいに
分かれていないのでよくわからないですよね。
補綴とは
「欠けた歯や失った歯を補って、見た目や咬む機能を回復させる治療」
になります。
簡単にいうとかぶせ物や入れ歯の専門家です。
歯医者さん同士では入れ歯の専門家みたいな感じになっています。
歯科補綴の主な得意分野
クラウン
日本語名称「被覆冠」
小さいものだとインレーと呼ばれ、大きいものだとフルクラウンと呼び名が変わります。
インレー<アンレー<3/4冠<4/5冠<プロキシマルハーフクラウン<フルクラウン
みたいな感じで名前が変わります。
一般の人は知らなくていい所ですね。
ブリッジ
日本語名称「架橋義歯」
なんとブリッジは入れ歯の1つなんですよね!!
失った歯を補う装置で、人工歯をクラウンとつなげて咬めるようにします。
補綴科にはいって再度勉強していてかなりの衝撃でした・・・
(日本語名は試験に必要ないですからねぇ)
パーシャルデンチャー
日本語名「部分入れ歯」
部分入れ歯のほうがCMとかで言われていますね。
失った歯を補う装置で、バネ・磁石・クラウンなどの維持装置や義歯床・人工歯で構成された装置で咬めるようにする。
めちゃくちゃ維持装置があります、無限大!これがとても嫌がられます。
総入れ歯
フルデンチャーとも言われます
すべての歯を失った場合はこれしかないですね
入れ歯と歯茎の隙間を無くして真空状態にしてくっつけます。
歯茎は動くのでそれに入れ歯を合わせるのが難しい・・・
インプラント
失った歯を補う装置です。
顎に人工歯根を埋め込んで、クラウン・ブリッジ・デンチャーを固定して咬めるようにします。
顎関節
補綴治療では顎関節の位置が大切です。
顎関節の位置や運動が悪いと歯が痛くなったり割れる原因になります。
かみ合わせを調整したり、マウスピースを使って治療します。
審美
クラウン・パーシャル・総入れ歯・インプラントを使って見た目を改善します。
例えば、ラミネートべニアなどマニュキュアのよう見た目をととのえます。
まとめ
歯科補綴について説明してきました。
欠けた歯や失った歯を補って、見た目や咬む機能を回復させる治療になります。
歯科補綴の主な得意分野
- クラウン
- ブリッジ
- パーシャルデンチャー(部分入れ歯)
- 総入れ歯
- インプラント
- 顎関節
- 審美
になります。
補綴についてもっと詳しく知りたい方は日本補綴学会HPをご覧くださいhttps://hotetsu.com/index.html
もっともっとマニアックな話を書いていきたいと思います。
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